このページの本文へ
メニュー
ここから本文
トップページ
分析評価事業
事例紹介
放射光XAFSを用いた正極のサイクル劣化解析
事例紹介
太陽電池・リチウムイオン電池関連 事例
事例24 | 放射光XAFSを用いた正極のサイクル劣化解析
放射光を用いて元素の価数や電子状態の解析が可能。
三元系正極(ハーフセル)のサイクル試験結果
LNMC正極のサイクル試験結果
■
試験条件 充電:0.1C to 4.3V 放電:0.1C to 2.5V 温度:25℃
■
セル条件 正極:LiMnNiCoO
2
負極:Li 電解液:1M-LiPF
6
EC/DEC=1/1v% セパレータ:PP
コインセル外観
■
サイクル試験結果
充電容量(mAh)
放電容量(mAh)
容量保持率(%)
初期(1サイクル目)
2.91
2.61
-
サイクル後 (1000サイクル目)
1.43
1.43
54.9
XAFSによる三元系正極(ハーフセル)のサイクル劣化解析結果
Mn‐k XANESスペクトル
Ni‐k XANESスペクトル
SAGA-LS BL15にて測定
Co‐k XANESスペクトル
・Mn、Coのピーク位置はサイクル後ほとんど変化しなかったが、Niは高エネルギー側にシフトしており、サイクルに伴う価数の増加が確認された。
XAFSでは価数評価や原子間距離等、元素の構造を評価する事が可能です。
放射光XAFSを用いた正極のサイクル劣化解析(PDF形式:363KB)