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事例紹介太陽電池・リチウムイオン電池関連 事例

事例15 | 市販リチウムイオン電池の高温保存試験

数mAh~数Ahのリチウムイオン電池について,各種特性試験
(充放電特性,サイクル特性,温度特性,安全性etc.)が可能。

セル構成&試験概要

試験セル
 市販リチウムイオン電池(900mAh)
 (正極:LCO,負極:水系グラファイト,セパレータ:PE)
試験条件
 ①容量確認試験
 ・常温でCC(1C)‐CV充電,0.2C放電にて,充放電容量を確認した。

 ②高温保存試験
 ・常温でCC(1C)‐CV充電を実施し、満充電後85℃環境に96時間保存した。
 ・セルを常温下に戻し、常温で0.2C放電を実施し、保存容量を確認した。
電池外観

試験結果

セルNo.
1
2
3
試験前厚み(mm)
5.61
5.88
5.97
試験後厚み(mm)
6.74
6.51
6.50
安全弁解放後厚み(mm)
6.22
6.17
6.20
試験前容量(mAh)
834
820
810
試験後容量(mAh)
732
715
707
保存容量(%)
87.8
87.2
87.3

高温保存試験前後の放電カーブ


解体結果


・高温保存後,セル厚みの増加と容量の低下が確認された事から,セル内部で副反応が生じたと考えられる。

・安全弁解放後にセル厚みが減少した事から,内部でガスが発生したと考えられる。

・セル解体の結果,負極,セパレータに変色が見られた。

各種電池特性試験や安全性試験にも対応します。

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