事例6 | SCM、SMM、MFMを用いた評価解析技術
SCM: |
変調電圧を印加しているプローブを試料表面に接触させながら走査し、
プローブ直下のキャパシタンスの変化をイメージングする。PN極性とともに拡散層の形状を確認できる。
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SMM: |
プローブを介して入射させたマイクロ波の反射波を測定し、入射波と反射波の振幅や
位相の差から試料表面のインピーダンスを算出し、イメージングする。キャリア濃度の情報とともに
拡散層の形状を確認できる為、観察面内での濃度分布を推定できる。
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Planar-MOSFET・セル部断面のSCM・SMM測定結果(左:SCM像 右:SMM像)
SCM像とSMM像を組み合わせることで、より詳細な拡散層構造の特定が可能となる。
MFM:Magnetic Force Microscope
磁性膜でコートされたプローブを試料から浮かせた状態で走査すると、試料表面の磁場によって、
プローブは相互作用(引力や斥力)を受ける。この相互作用をマッピングする。

磁気テープのMFM測定結果(左:形状像 右:MFM像)
観察面内における磁力の相対的な強度分布をイメージングできる。
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