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○充電状態では、 放電状態と比べて(003)方向で低角度側へ、(113)方向が高角度側へシフトしたことから、c軸が伸長し、a軸が収縮したことが示唆された。
○過充電状態では、放電状態と比べて(003)を含む全ピークが高角度へシフトしたことから、結晶構造が収縮したことが示唆された。
○三元系正極の過充電での結晶構造は、c軸を含む結晶構造の収縮が生じたものの、別の結晶構造へは変化していないと思われる。