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装置原理構造解析

装置9 | NMR

核磁気共鳴分光分析:Nuclear Magnetic Resonance

原理

核磁気共鳴(NMR)分光法は磁場の中に置いた試料に電磁波を照射することによって、原子核の特性に基づいて吸収される周波数をその吸収ピーク強度の関数として記録するものである。

装置概要

NMR 装置概要

特徴

○材料成分の同定 (含有)
○反応前後の構造評価 (変質)

分析可能材料

・無機材料
 Si化合物をはじめ金属化合物
・有機材料・高分子材料
 エポキシ樹脂やポリイミド、N・P含有有機物、有機Siポリマー等
・複合材料

分析の際に必要な情報

・着目元素、想定される成分等
・質量分析やFT-IRの測定情報 (あれば望ましい)

必要試料量

・数mg~数百mg (内容による)

アプリケーション

・1H-NMR
 水素の種類と数、環境により有機分子の構造情報を得る事が出来る。
・13C-NMR
 炭素の種類、環境により有機分子の構造情報を得る事が出来る。
・その他(29Si, 31P-NMR等)
 SiやPに関する構造情報

分析事例

・有機材料の組成変化(変質・劣化評価)
・有機無機複合材料等の含有成分の同定
・高分子ポリマーの構造解析
・微量成分分析


NMR 解析事例

無電解Ni-Pめっき液に含まれる有機成分の分析

前処理
加熱乾固残渣物を重クロロホルムに溶解させた後、FT-NMR(フーリエ変換核磁気共鳴)分析を実施。

めっき液中の高沸点有機成分(使用後)
めっき液中の高沸点有機成分(使用後)

有機成分として、クエン酸塩、コハク酸塩、EDTA、尿素系化合物などを検出した。
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