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装置原理表面解析

装置3 | X線光電子分光分析法

XPS[エックスピーエス]: X-ray Photoelectron Spectroscopy
(ESCA[エスカ]:Electron Spectroscopy for Chemical Analysis)

原理

試料にX線を照射することで最表面から放出される光電子の運動エネルギーを測定し、試料最表面の元素組成や化学状態に関する情報を得る分析手法。


装置概要

アルバック・ファイ社製PHI QuanteraⅡ

分析可能材料

金属・半導体材料
セラミック・プラスチックなどの絶縁物
電池材料など反応性の高い材料


サンプル制限

試料サイズ:70 mm x 70 mm以下
(非暴露分析時は最大25 mmφ)
高さ制限:20 mm以下
(非暴露分析時は8 mm以下)
試料内高低差:5 mm以内
重さ:200 g以下


特徴

○極表面(検出深さ約5 nm)の定性・定量分析が可能。
○最小ビーム径7.5 μmにより、微小領域分析が可能。
○帯電中和システム搭載により、絶縁物の分析も可能。
○Arスパッタ銃装備により、深さ方向分析が可能。
○角度分解法により、非破壊の深さ方向分析が可能。
○ライン分析・成分マッピングの取得が可能
○原子の化学状態により生じる化学シフトを利用して、化学状態解析が可能。
○トランスファーベッセルを用いて、大気非暴露による分析が可能。


分析事例

半導体材料の表面汚染、洗浄効果等の定量的評価
金属の酸化・硫化・フッ化といった化学状態や高分子の構造変化の評価
金属酸化膜や多層構造膜、薄膜構造評価
反応性の高い物質(リチウム二次イオン電池材料など)の化学状態評価


XPSを用いた表面分析(ウエハ表面分析)


ナロースペクトルでは元素情報のみではなく、各成分の化学状態・存在比の情報まで得られる。

XPSを用いた深さ方向分析(Cuフレーム上のSnめっき表層構造評価)

デプスプロファイル

Sn3d5スペクトル状態変化

それぞれのスペクトル領域から
プロファイルを作成
(右図参照)
Snの化学状態を反映した
デプスプロファイル

化学状態をデプスプロファイルに反映することで、詳細に層構造を把握することが可能。


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